2013年8月22日木曜日

未来への速度

2013年8月22日の家の写真(→3ヶ月前)





















家があった場所はテトラポットをつくる場所になって
がらりと変わっていた。
土地を貸すことで少し収入になるようだった。
何も聞いていなかったせいか
あまりの景色の変わりように
もともとあった自分の記憶もそがれるような
気持ちになる。

父は遺影を押し入れに隠したまま
未来に進んでいきます。

私はどうも未来への速度についていけていないようです。

隣の家は盛り土がされていて
どんな場所だったか思い出せない。
向こうにあった瓦礫の山はなくなっていた。























泥が取り除かれた頃、家のあった場所に
誰かがその辺にあったブロックを
花立てにしてくれて、花を置いていってくれた。
私も毎度花を持っていった時には生けさせてもらっていた。

テトラポット業者が入って、ブロックがぽいっと
家の前にあった神社のあとへ捨ててあり、
一人で勝手に憤慨し
その場所でもいいから立てておいて
花を置いてきた。





2013年8月22日
川村智美